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小林よしのり
2016.4.25 01:53政治

北海道5区、無党派層73%が野党に投票


北海道5区は自民党がなんとか勝利したようだ。

だが無党派層の73%が野党候補の投票したという。

今後も参院選までに自民党の議員の不正や不道徳や暴言が

相次いで、自滅する可能性はある。

それだけに自民党内は議員の自粛を強化し、「ゆるみ」が

見えないように隠ぺいしてくるだろう。

だがそれでも素質として馬鹿という議員が自民党内には

多すぎる。

ボロが出る可能性は大きい。

 

自民党の自滅で、野党が勝つという可能性は大いにある。

せめて参院選でねじれさせておこうと考える国民もいるだろう。

 

しかし問題は、民進党が「アマチュア政治」とは決別したと

いう印象を与えられるかであって、先の民主党の失敗はまさに

「アマチュア」の失敗だった。

ほとんどの国民は「アマチュアだったな」と思っているのである。

「白いアマチュア」より「黒いプロフェッショナル」と国民は

思うようになっている。

 

民進党は自民党との区別をしっかりさせた方がいい。

フランス革命の「自由・平等・同胞愛」のうち、

「同胞愛(ナショナリズム)」は政権交代しても必要である。

国民のほとんどが北朝鮮や中国を脅威と認識しているのだから、

もはやナショナリズムなき政党には票を入れられない。

国防は自民党以上にしっかり考えること。

 

そして自民党の「自由」を最大限押し進める「新自由主義」

路線から、民進党は脱却しなければならない。

野田政権はマシな政権だったのだが、自民党と大して

変わらない「構造改革・TPP・新自由主義」の路線に

行きつつあった。

 

格差社会を是正する「平等」に舵を切るのが民進党の役割り

だろう。

自民党は「自由・同胞愛」、民進党は「平等・同胞愛」と

すれば、対立軸が鮮明になる。

 

非現実的な平和主義路線を主張するサヨクに引きずられて、

「同胞愛」なしの「平等」主義に堕した議員が多すぎるのが、

民主党の欠点なのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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